2015年6月24日水曜日

人間の純血性(その2)

ミス・ユニバース日本代表の宮本エリアナさんのニュースを見掛けて、もう一つ、英国の数理統計学者、優生学者、記述統計学であったカール・ピアソンの言葉を思い出しました。


ダーウィンは典型的なイギリス気質の人間で、仕事ぶりもイギリス人らしいと考えられているが、彼の家系を調べてみると、『人種的な純粋性』などは見出すことができない。彼は四つの系統を通じアイルランドの小国王たちにつながっており、スコットランドとビクトリア人の王族ともやはり四系統でつながっている。マン島人の血も流れている。すくなくとも三系統により、アルフレッド大王につながっているから、アングロ・サクソンの血も入っていると彼は主張しているが、さらに数系統を通じて、シャルルマーニュ大帝とカロリンが王朝へと結ぶ付いている。


ドイツのサクソニヤの皇帝ばかりではなく、フリードリッヒ・バルバロッサ皇帝とホーヘンスタオフェン家の血も流れている。ノールウェイ人の血も、ノルマン人の血も相当入っている。ババリア、サクソニヤ、フランダース、サヴォイの大公、イタリアの王家の血も入っている。フランク人、アラマン人、メロヴィンガ家、ブルゴーニュ人、さては、ロンゴバルド人の血も入っている。また、ハンガリーのフン族の支配者や、コンスタンチノープルのギリシア人の皇帝の血も入っている。筆者の記憶が確かであれば、ロシアの系統としては、イワン雷帝を通じてロシア人とも血のつながりがある。民族大移動に関係のあるヨーロッパ民族で、チャールズ・ダーウィンの祖先でないものは一つもないといってよいだろう。


生粋と言われるイギリス人でさえ、これほどさまざまな血が流れていることを見ても、イギリス人が如何に不純であるかがわかる。ほかのイギリス人の誰をとっても、ダーウィンよりも純血であると主張することはとうていできない。


有史時代の個人を調べてわかることは、有史以前でも、物理的な障壁さえなかったら、起こったと考えるべきである。

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